こんにちは!東員町と朝日町で町からの委託産後ケア事業を行っている助産師の水本安由美です。
最近、講演活動のことばかり投稿していたので、講演に走り回っているイメージがあるかもしれませんが、日々の活動は「母乳ケア」を中心にしています^^
先日も、「赤ちゃんが上手くくわえられない」というご相談でお伺いさせていただいたママさん。
産後6日目。
産院を入院中に電話をいただき、産院を退院した翌日にお伺いしました!
今回、お2人目の赤ちゃん。
お1人目の時にも、同じように吸えず、徐々に母乳が出なくなり、2〜3ヶ月でミルクのみになってしまったと…。
お1人目のときのこともあり、母乳でやりたいという想いがあるママさん。
今回も、胸はガチガチに張るものの、赤ちゃんが吸えない。という理由で、アイスノンで冷やし、哺乳瓶の乳首を胸に付けて吸ってもらうことを産院でされていました(涙)
出産直後のこの時期にアイスノンで冷やすことは、母乳の生成工場が動き出したのを止めてしまうので、かなり注意が必要です。
(これで母乳の分泌が止まることも多々あります…涙)
さらに、胸はガチガチに張るのに、飲ませることができない状況。
それでは、母乳がスムーズに出るようにはなりませんね。
また、哺乳瓶の乳首を付けて授乳をしていたので、赤ちゃんは、ママのおっぱいに向かっても、哺乳瓶の乳首ではないので、「吸いたいのにどこにも無いよー!」と泣くわけです。
ママは、「私のおっぱいが吸いにくいみたいで…。赤ちゃんも舌が上がっちゃうって言われました。」と、吸えない悪循環に陥ってました(涙)
このようなママは、少なくありません。
ここで、ケア中の私のやり取りを紹介します。
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私:とっても吸いやすそうなおっぱいですよ
ママ:ほんとですか!?
私:ガチガチに張って、少し滑りやすかったんだろうと思いますが、とってもいいおっぱいさんですよ^^
ママ:ほんとですか!?
私:ほら!こんなに母乳か出ようとしてますよ♪
ママ:えーーー!!すごーい!こんなに飛んでるのを見るの初めてです!
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はい!お分りですか??
まず、ママに自分の素晴らしい身体に自信を持ってもらいます^^
あなたがダメなんじゃないですからね。
●ケア中には、赤ちゃんにあることをします。
それは、赤ちゃんの本能を呼び起こすこと。
●ケア後、赤ちゃんが母乳をくわえることができるように、ちょっとある練習をします。
これも、赤ちゃんの本能を呼び起こすこと。
それから、直接おっぱいを飲ませると…
…
はい!イッパツでくわえることができました^^
ひと泣きもせず♪
ママ:吸ってますー!!えー!!吸ってるー!!
この瞬間、何度見ていてもやみつきになります^^
ママは、そのあとも「離したくないですー!もったいないから、しばらくこのまま吸わせてます^^」と言って、吸わせたままお見送りしてくださいました!
私が赤ちゃんにした方法は、まさに赤ちゃんの本能を呼び起こす方法です^^
この想いがブレたら、私の感覚もブレる。
だから、私は、これからも貪欲に赤ちゃんの本能に寄り添っていきます!